



1961年8月、離宮二条城に近くに開業した「京都国際ホテル」は老朽化と耐震工事などの改装に大型投資が必要となり、2014年12月26日に営業を終了しました。
マッチ箱に印刷されているデザインと似た画風の壁画がホテルのロビーに隣接して設けられているラウンジ空間の写真の中に見つけましたが、その壁画はどこかに保管されているのでしょうか?
1970年2月、同じ京都で鴨川沿いに開業した「ホテルフジタ京都」は2011年1月29日の閉館しましたが、そのホテルのラウンジ空間にあった壁画は猪熊弦一郎に手掛けた「都市流動」という作品で、猪熊弦一郎にゆかりのある香川県丸亀市が保存・管理しているそうです。
現在、「ホテルフジタ京都」の跡地は「ザ・リッツ・カールトン京都」になっています。
どちらのホテルも藤田観光株式会社が運営していたということで、「京都国際ホテル」の壁画もこのマッチ箱のイラストも猪熊弦一郎の手によるものではないかと僕は思っているのです。
* blog内、全て敬称略です。