




神戸・垂水の話をしておこうと思う。
“観測塔 塔支持基礎 18.5m x 18.5m 鉄塔 H=10.682m 桟橋 1基 占用面積 351.50平方メートル”
神戸市須磨区白川台に水源を持つ福田川は垂水区平磯で大阪湾に注ぐ。
本州四国連絡高速道路株式会社が明石海峡大橋の建設に先立って、”橋梁の耐風設計における風の変動特性”を計測するため、1964年に高さ80mの観測塔を建てた。
そして、地上31.5m部分と80m部分の風向・風速・傾斜角を1998年までの34年間にわたり観測した。
現在はその支持基礎部分が残されている。
特に説明板も記念碑もない。
「占用表示板」はあるが、最近、新しく書き換えられたようだ。
僕は80mの観測塔の姿を覚えていない。