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未来を見るな。未来を変えろ。

未来を見るな。未来を変えろ。

先日、渋谷のことを調べていて、思い出したことがある。東京本社勤務2年目の1987年のことだ。

デイヴィッド・クローネンバーグが脚本・監督を手掛けた映画「THE DEAD ZONE(デッドゾーン)」を観たのが渋谷だった。
主演はクリストファー・ウォーケン。原作はスティーヴン・キングの同名の小説。

誘う相手もなく – この手の映画は相手を選ぶ -、僕はひとりだった。雨が降っていたような気がする。
「渋谷駅東急プラザ」までは問題なくたどり着いた。東武富士ビル2階にあったミニ・シアター時代の「ユーロスペース」はそこから「2分」しかかからないはずだった。
僕と「ユーロスペース」の間にはおそらく5倍以上の隔たりが合ったのだと思う。迷ったのだ。
上映開始の直前に映画館の席に座り込んだ。
雨が降っていたのではなく、額から流れる汗だったのかもしれない。

映画の宣伝コピーは
“未来を見るな。未来を変えろ。”、”「ザ・フライ」「ヴィデオドローム」を愛したすべてのクローネンバーギストたちへ。”

「未来を見るな。未来を変えろ」
好きなコピーだった。

タテ:およそ8cm * ヨコ:およそ9.5cmの新聞の切り抜きを大切に残していた。ずいぶんと色褪せてしまった。