


“gull”は”seagull”、「カモメ」の意。「ガルウイング・ドア」の「ガル」だ、と気がつくのにとろりとした時間が流れた。
今でもJR「三ノ宮」駅の北側、フラワーロードの1本東側の道沿いに地上4階建ての「西山ビル」が建っているが、僕がそのあたりを歩き回るようになるのは1980年代のはじめの頃で、マッチ箱の配色に似た軒先タイプか看板タイプの店舗用テント、”gull”という文字を見かけたことがあるような気がする。
いつも頼りにしている神戸のタウン誌「月刊 神戸っ子(KOBECCO)」のディジタル・アーカイブを探ってみると、「1977年10月9日号」の”神戸のうまいもんとドリンキング”とそのガイドマップのページに”ピザ&スパゲティ ガルの店”を見つけた。
さてそこからもう少し遡って調べると「1973年10月号」 から載っている。
「月刊 神戸っ子(KOBECCO)」を丁寧に読めば、店の紹介ページを見つけることができるかもしれない。
もう「ガルの店」はない。