


“それで家から近く、丁度バイト募集をしていたバンビにした。バンビはレストランといってもハンバーグ定食が一番人気の大衆的な店だった。高円寺にそのハンバーグ定食だけを専門にした支店が二軒か三軒あった。”
冒頭の文章は2018年1月に逝去した日本のヒップホップミュージシャンであり、作家であったECD(イーシーディー)の著書「他人の始まり 因果の終わり(2017年、河出書房新社)」からの引用。
「NEW-BURG (ニューバーグ)」は「BANBI(バンビ)」の支店で、高円寺「中通り」、「あずま通り」、「庚申通り」にもあったことがマッチ箱からもわかります。
1960年代後半に創業した「中通り店」は現在も「高円寺中通り商店街」で営業しています。
さて、このマッチ箱。
側薬の部分からの劣化が激しく、撮影後に箱の状態を保てなくなってしまったことを書き残しておきます。