



“続きNO. 3ヶマッチ御持参の方にはハイボールサービス致します。”
いつナンバーが変わるかなんて、店にいってマッチをもらうまでわからないはずだから、「続きナンバー」で同じ店のマッチを3個を集めるのは容易ではないと思う。
店側もナンバーの異なるマッチをいくつも用意していくことは大変だったはずだ。小さな店では結構な負担だったと思う(今でもそれは変わらないことなのかもしれない)。
かつての神戸・三宮。
阪急電鉄「三宮」の駅名が「神戸三宮」に変わることなど夢にも思わなかった時代。
「西口山側」という表現が神戸らしさを残した「洋酒ノ店 トロイカ」マッチ箱。
便宜上、「ナンバー・マッチ」と呼ぶことにする。
「ナンバーいくつ」まで作られたのだろう。
連番の「ナンバー・マッチ」を3個集めて、ハイボールのサービスを受けた人はどれくらいいたのだろう。
当日、店でもらった「ナンバー・マッチ」で3つの連番となってもサービスが提供されたんだろうか。
「トロイカ」に行く際に「ナンバー・マッチ」を持っていくのを忘れたりしなかったのだろうか。
サービスを受けた場合、集めた「ナンバー・マッチ」は店が回収したんだろうか。
いろいろと考えてしまう。
マッチ箱は経木でできているが、撮影に際し、手元にあるマッチ棒と紙製の「引き出し」を使用した。