


「岡山交通」の広告マッチのラベルの片面には”10人乗りマイクロバス”、”御家族づれのドライブに 少人数の観光遊覧に 岡山交通”、”県下営業所 倉敷 水島 津山 西大寺”、もう片面には”能率をあげる貴方の自家用車 タクシー”と印刷されています。
描かれているマイクロバスは「フォルクスワーゲン・タイプ2」(だと思う…)。
「岡山交通」の「沿革」によると”岡山・倉敷・津山・西大寺・に営業所を設立したのは1951年のことです。
同「沿革」には”1981年 マイクロバス事業営業開始”とありますが、「(マイクロバス」は和製英語だから「ミニバス」と読み替えたとしても)このマッチラベルにある”マイクロバス”とは定義が異なるはずで、そのことをクルマに疎い僕が書き始めると長くなってしまうので、ピョンピョーンと終わらせてしまおうと思います。
日本のモータリゼーション前夜ともいえる1950年代、市井の人々がクルマを持つことは一般的ではなく、マイクロバスやタクシーが自家用車の代わりをしていたことをうかがせます。
クルマを持たない僕にとっては今でもバスやタクシーが自家用車の代わりであることは確かです。