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マッチ・コレクション/アニトラ(ANITRA) – 東京・銀座

マッチ・コレクション/アニトラ(ANITRA) - 東京・銀座 (1)
マッチ・コレクション/アニトラ(ANITRA) - 東京・銀座 (2)

1960年代にアメリカでモデルとしてのキャリアを築き始めた女優のアニトラ・フォード(Anitra Ford)の可能性もありますが、店名はイプセンの戯曲「ペール・ギュント」か、それを劇音楽として書き上げたグリーグの作品「ペール・ギュント」に登場するアニトラ(ANITRA)が由来だと思います。

マッチラベルの片面に描かれたグラスは口の部分とボウル部分が口紅を引いた女性の口元にも見えます。
もう片面には「57」という局番と共に魅惑的に踊る女性が描かれています。

「国立国会図書館デジタルコレクション」に収められている1932(昭和7)年の「職業別電話名簿 第22版(日本商工通信社 編)」によると東京・銀座の局番が「57」となっていました。以降、いつ頃まで「57」という番号が使われていたか定かではありませんが、かつての東京・銀座の「アニトラ」がどなたかの遠い記憶に残っていることを願うのです。

イプセンにしろグリークにしろどちらの「ペール・ギュント」も僕は苦手で、そこに登場するアニトラについて書くことができませんが、この「アニトラ」のマッチ箱は最近の僕の「とっておきのマッチ箱」のひとつであることは間違いないのです。