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雑文 音楽

The Cassandra Complex/Sex & Death

The Cassandra Complex/Sex & Death

久し振りに音楽のことを書きます。

イギリスのリースで結成された ザ・カサンドラ・コンプレックス(The Cassandra Complex) は熱烈な支持者の中では CX で通じます。
日本ではあまり知られていないバンドですね。
かつて新宿にあった「REC」というレンタル・レコード店には CX のレコードがいくつか置いてありました。

「SEX & DEATH」というタイトルのアルバムは ザ・ドゥルッティ・コラム(The Durutti Column) のほうが有名ですね。
CX の1stアルバム「Grenade」は1986年にリリースされました。そのアルバムに収録されている”Motherad”がなかなか素敵です。
1980年代の彼らの音楽はまだインダストリアル・ミュージックとはほど遠く、 オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)の初期作品と共通するところがあります。

「SEX & DEATH」のブックレットには11曲のタイトルが印刷されているのですが、CDには12曲目にジョン・ケージ(John Cage)の”4’33″、13曲目は8曲目の”You Make Me Sick”の別ヴァージョンが収録されています。

原点回帰の作品とされていますが、サウンド的にはEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)に近いですね。人間の最も基本的な部分と残忍さが歌われています。
1曲目と13曲目はアルバム全体のバランスを崩してしまします。
まあ、12曲目は許してしまいましょう。

このCDもそろそろ中古CDショップ行きの列車に乗ります。

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