マッチ箱に印刷されたイラストがなかなかよい。
かつて「梅田OSシネラマ 東横交番前」にあった喫茶「マンハッタン」ではカントリー・ミュージックとウエスタン・ミュージックを当時の最高の音響装置で聴くことができたのだと思う。
マッチ箱の背にある”シネラマ(「シネマ」と「パノラマ」を合成した語)”という撮影方法と上映システムについてはどこかで読んだことがある。
アメリカのシネラマ社が開発したワイドスクリーンによる撮影・上映システムで、湾曲した大画面が特徴だった。
映画関係の雑誌はあまり手にしたことがないので、たぶん「ツルモトルーム」時代の「月刊スターログ日本語版」で知ったのだと思う。
“東横”は「とうよこ」と読むのではなく、「ひがしよこ」で、” 交番前”の「交番」とは曽根崎警察署だと思う。
「シネラマOS劇場」は1954(昭和29)年12月27日竣工、1991年2月に閉館。
残念だけれど、僕が”シネラマ”を体験したかどうか覚えていない。
もうずっと昔のことだ。そう、 ずっと昔のことだ。