「広告」と「宣伝」の違いをここで述べるつもりはありませんが、日本における広告代理店の歴史の隙間に存在したのが、広告マッチだったような気がします。
マッチの中にはメディア・ミックスの手法が用いられたものもありますが、個人の店が広告代理店に依頼する費用をつくり出すことは容易ではなかったはずで、そんな状況の中で個性的で自由なマッチ箱がつくられてきたのだと思います。
これはかつて新宿西口会館(現・新宿パレット)の地下にあった喫茶「ニューフジ」のマッチ箱です。
描かれたイラストと店名のバランスが素敵ですね。
配色・描き方ともに僕が好きなマッチ箱のひとつです。