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雑文

部外者の消耗品

部外者の消耗品

「おかしいねん、昨日の晩、部屋のエアコンのリモコンを3つ一緒に置いたのに、エアコンのリモコンだけあらへんのや」
と2018年最後の朝、母が僕に言う。
3つ並べた他の2つはなんなのか、と訊ねたりしない。
「隠したりしよって、しょーもないことして。そんなことを平気でするから、ばちが当たるんや」
隠したりなんかするわけがない、と僕は言わない。当たった「ばち」とはどういうことかも訊かない。
「どないかしてもたろぅと思っとるやろーけど、大間違いや。わたしはなかなか死なへんで。使われへんのやったら、あんなエアコンなんか捨ててもたらええんや」
リモコンのことは知らないし、引っ越してきてから一度も母の部屋のエア・コンディショナーの掃除をさせてくれない。
じゃ、一緒に探そうか、などとはとは言わない。
「隠して、引け目を感じたからこっそり戻したんやろ。あほか」と言われるからだ。

戦ってはいけない。

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