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雑文

断裁機。

断裁機。

「一日一回、3時から5時まで、お客様が感謝した好きな歌はなんだったんですか?」「ひっくり返して、全国民への、誰も知らない人ってなんかいやだな」「準備委員会は根絶のはずが、感謝を伝えられるステージだったと思います」「電話をかけて、ご覧下さい。これは、枕で見つけた、問題の絶景です。いつまでも続くでしょう」僕の家のリビングでテレビがそう伝える。

1時間のうちに十数秒から5分くらいの間隔で母が握りしめた遠隔操作機器でテレビのチャンネルは切り替えられ、続きはさえぎられ、乱暴に切り落とされ、結末も消去されて、僕の家の中は時々土砂降りの雨になるので、僕らは途中ほぼずっと走りっぱなしになる。