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モノ 雑文

かすかな形。

かすかな形。

“でも、わかるわよね? あたしたちって、すでに知っていることに基づいて想像しているだけだから、三十一世紀のことになると類推できなくなっちゃうのよ(ロビン・スローン「ペナンブラ氏の24時間書店」、 翻訳:‎島村浩子、2014年、東京創元社)”

あなたはどこまで先の未来を思い浮かべることができますか?
よい未来だけを想像するとして、今から先10年くらいですか?
50年先ですか?
100年先ですか?
まだまだ。もっと先まで進めていきましょう。
僕は「現在」の世界に住んでいて、小説を読んだり、映画を観たり、”すでに知っていることに基づいて”どこまでも遠い未来を考え、残念ながら類推の域を超えることなく行き詰まるのです。

僕の輪郭としてとらえられる姿はまだしっかりと残っていますか?
影は僕から決して離れることがないはずだけれど、その輪郭がぼやけていくことに僕は気がつくのです。