「優茂阿」と書いて「ユーモア」と読むことがわかったのは経木のマッチのラベルに”YUMOA”、”茶房ユーモア”と印刷されているからです。かつて神戸元町鯉川筋にあったお店だと思われます。
鯉川筋はJR・阪神電鉄「元町」駅の東改札口のさらに東、独特の屋根の形をした「元町駅交番」の横を南北に走る道路で、認定道路名は「鯉川線」です。
この古いマッチ箱から「優茂阿」というお店は1階が菓子専門店で2階に冷房完備の喫茶室があったことがわかりますが、マッチラベルの背にあたる部分に”豚まん”とも印刷されているので、どんな店だったのでしょうね。
そんなふうに古い神戸を懐かしむというよりも、今の時代にこんなデザインのマッチや何かがあってもいいよね、と思わせてくれます。
今日、神戸・元町に行った際に撮影した「元町駅交番」 を南東方向から撮影した写真と共にここに残しておきますね。
元町駅交番の横には「鯉川筋」という標識があります。
追補(2019年9月2日):
左・緑色を主に用いたマッチのデザインを手掛けたのは神戸に生まれ、姫路で活動した画家の板家久美(いたやひさよし)さんです。