神戸市立須磨水族館は1957年に開業し、1987年に神戸市立須磨海浜水族園(スマスイ)となりました。それについては2017年10月15日のblog「旧須磨水族館全景模型」に書いたのでそちらを参考にしていただければうれしいです。
僕が子供のころにはJR「須磨海浜公園」駅はなかったので、家族そろっての須磨水族館への往復には山陽電鉄「月見山」駅かJR「須磨」駅からタクシーかバスを利用していたように思います。
さて、喫茶と洋食「砂園」の経木のマッチです。
タイポグラフィーもイラストも色合いも僕のお気に入りです
2017年12月7日のblogに書いた神戸・三宮センター街の純喫茶「きらく」のマッチと同じ時期に譲り受けたマッチです。神戸市内の電話局番はまだ1桁の時代ですね。
田園は「でんえん」、林園は「りんえん」、故園は「こえん」、花園は「かえん」または「はなぞの」、竹園は「ちくえん」または「たけのその」と読むので、かつて須磨水族館前にあった喫茶と洋食「砂園」が「さえん」なのか「すなえん」なのか「すなぞの」なのかわかりません。須磨水族館前の「前」も西隣なのか東隣なのか、道路を挟んで北側だったのかもわかりません。
南側は海岸なので南側ではないと思います。
店の名前の由来は須磨の砂浜にあるのでしょうか?
その「砂園」の経木のマッチ箱ラベルのひとつに”I.”というイニシャルを見つけました。このイラストの筆致とイニシャル”I.”ならば、このマッチラベルを手がけた人に心当たりがあります。神戸・三宮センター街の純喫茶「きらく」のデザインに共通するところがありますね。