“何も知る必要はない。知らなくても、持っていないことにはならないからな(スティーヴ・ハミルトン「ニック・メイソンの第二の人生」、翻訳:越前敏弥、2016年、角川書店)”
ピンク・フロイドのドラマーであるニック・メイスンの第2の人生を描いた小説ではない。
2016年に翻訳出版されたテレホート連邦刑務所とシカゴを舞台とした”ハードボイルド・ミステリ(文庫本の裏に「ハードボイルド・ミステリ」と書いてあるので、そういうことにしておく)”。
僕は知らないままに読み終えたけれど、「テレホート連邦刑務所」と「カナリーヴィル」がどういうところなのか知っているといいかもしれない。
ちょっと読むのに時間がかかったのは、僕がランドルト環の切れ目を見つけるのに時間がかかるようになったからという理由が大きく含まれているのだと思う。
「ニック・メイソンの第二の人生」は映画会社ライオンズゲートによって映画化が進行中だそうです。
* blog内、全て敬称略です。