カテゴリー
モノ 雑文

おばあさんのへやつくりかえ

おばあさんのへやつくりかえ

僕がA5サイズの「神戸ノート」の国語帳に”きのうのできごと”という作文を書いたことは先日のblogに書きましたが、その次の作文のタイトルは”おばあさんのへやつくりかえ”です。

“6/17 おばあさんのへやつくりかえ
ぼくのいえのおばあさんのへやをつくりかえをするので おばあさんのへやのものを ぜんぶぼくとおとうととおかあさんとおばあさんといっしょにへやのものをはこびました。
二、三日がたちました。おじさんがきて ぼくのおばあさんのへやをおおきないしのかなづちをもってコンクリートをこわしました。そこへぼくが、学校からかえってきました。
家のにわでおおきなおとがしました。
ぼくは、はいってにわをみると おおきないしのかなづちでこわしていました。おとうとがみみをてでふさいでいました。ぼくは、ちょっとま みてしゅくだいをしてまたみました。
一日たちました。つぎの日だいくさんがきてはしらをたてまいた。
かなづちでくぎをうちました。
二日がたちました。よるかみなりがなり、いなびかりがひかり、雨がふりました。あまもりがあり、おとうとが「こわい」となきました。”

ひらがなが多くて読みにくいので、適当な場所で改行や空白を加えました。

祖母の部屋を改築した理由は覚えていませんが、あわせてトイレ改修とキッチンの床の改修も含まれていました。トイレが完成するまで、大雨の夜の暗い裏庭の仮設トイレに行ったことを覚えています。

このころに小学校の校門前で買った茶色の毛をしたひよこと黄色い毛をしたひよこに悲しい結末がやってきます。
父と僕が一緒に木と亀甲金網で作ったタテ・ヨコ・高さがそれぞれ1メートルくらいの箱の中で2羽のひよこを育てていました。
改築工事中、屋外と屋内はひとつの空間でした。夜になると防犯の観点から穴や壁は一時的にふさいでいました。

ある日、祖母が壁の一部に板を立て掛けるのを忘れました。
僕は朝早く、2羽のひよこがいないことを知らされます。
猫が侵入したようです。ひねって曲げたような状態になった甲金網と部屋中にひよこと猫のたくさんの足跡が残っていただけです。

広告