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歩道橋の往生際

歩道橋の往生際 (1)

歩道橋の往生際 (2)

「朝から、といっても、昨日の2つめの夜の終わりあたりから、俺の気分はぺちゃんこなんだよな。強く圧縮されて平らになって、本のしおりみたいな感じだ」と彼は言った。「それでも俺がここにいるのはそれがその本のしおりみたいに途中のページとページを隔てるために目立つ存在だからだ。まあ、本の分厚さがどれくらいなのか俺にはわかりっこない」
「夏がもう終わっていくよ」と僕は言った。