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一等人の目に付く広告は? – 古いマッチラベル

一等人の目に付く広告は? - 古いマッチラベル

“一等人の目に付く広告は?”と印刷された僕の手元にあるマッチラベルですが、その問いの答えはおそらく”マッチ(燐寸)”でしょう。
かつて、マッチはもっとも効果的な広告媒体でした。どこの家庭でもマッチが必需品だった時代がありました。

マッチは「商標マッチ」と「広告マッチ」に大きく分けることができます。細かい点は見逃してくださいね。
前者のラベルにはマッチ会社の登録商標が印刷され、主に海外への輸出用マッチ向けに、後者のラベルには会社や店や商品の販売促進の広告が印刷され、主に国内マッチ向けに作られていました(たぶん…。細かな間違いは柔らかく許してください)。

「商標マッチ」から「広告マッチ」へと転換していくのは「大正」という時代が「昭和」という時代に切り替わる頃です。
ここにあるマッチラベルは”大和燐寸社”がマッチの広告としての価値を伝えるために作ったのだと思います。
この”大和燐寸社”が現在、兵庫県姫路市に本社を置く大和産業株式会社へとつながっていくのかどうかわかりませんでした。いろいろな方々に協力をしていただきましたが、確実ななにかを見つけることができませんでした(僕の推測ではこっそりつながっています)。

“大和燐寸社”の所在地は”神戸市西尻池二丁目”、そして少し破れて見えない部分は”大阪南区西清水町四二”です。
“神戸市西尻池二丁目”とは現在の神戸市長田区西尻池町あたり – 近くに阪神高速道路3号神戸線と31号神戸山手線が交差する湊川ジャンクションがある -、”大阪南区西清水町”とは現在の大阪市中央区心斎橋筋 – 近くにアメリカ村や清水湯という銭湯がある – あたりだと思います。

たるみ燐寸博物館ではキングジムのB5クリアーファイル「ヒクタス±」に台紙を入れてマスキングテープで貼り付けて保存しています。

もうマッチは広告メディアの「トレンド」ではなくなってしまいました。