たるみ燐寸博物館にある何冊かの分厚い「燐票蒐」の中で圧倒的に目立つマッチラベルがあります。
赤い色の縦縞を背景に店内を想起させるイラストが描かれています。
“OMEGA COFFEE CAKE カリーライス”と描かれているのですが、店名をどこまでとすればよいのかわからないので、ここでは便宜上”八重洲口前 OMEGA”と呼ぶことにします。
この”八重洲口前 OMEGA”のマッチラベルにはイラストを描いた人のサインらしきモノがあります。
“yorih.”なのか”yuriho”なのか”yurih.”なのか”yuriho”なのかちょっとわかりません。
“yoriko”あるいは”yuriko”の可能性もあります。
縮小コピーなんてできない時代です。マッチ箱の大きさに描くことは難しかったはずです。
大きな芸術作品を飾ることはできませんが、このようなマッチ箱に描かれた作品を僕は子供の頃から部屋に飾って、眺めていました。
もちろん”八重洲口前 OMEGA”は最近になって出会ったマッチラベルですが、僕のお気に入りなのです。