1963年ごろ、垂水・星ヶ丘で「LYON(リヨン)」が創業した当時には今のように大きくなった郵便局は道路を挟んだ向かいにはありませんでした。
僕がSNSで知り合ったある方 – 直接にお会いしたことはありません – から譲り受けたマッチを持って、「かふぇ・ど・りよん」に伺いました。
店内はかなり広いので、テーブル席に座ります。そしてもちろん僕はミックスジュースを注文します。
ミックスジュースが運ばれてきたので、「このマッチにお心当たりはありますか?」と訊ねてみます。
1970年代の初めごろに作ったそうです。オーナーは笑いながら懐かしそうにマッチ箱を眺めていらっしゃいました。
「ジャズが好きだったから」とマッチ箱のデザインをこのようにしたそうです。オーナー自らが描いたのかどうか確認するのを怠りました。
創業当初は近くに三菱重工や川崎重工の寮や神戸商科大学があったので、営業時間は9時から23時まで、月に1度休みがあっただけだったそうです。
僕は高校生の頃、「かふぇ・ど・りよん」がまだ「リヨン」の時代に1度か2度は入ったことがあるように思うのですが、うまく思い出せません。
「リヨン」という名残はショーケースの上の「LYON」という看板に見つけることができますが、「かふぇ・ど・りよん」の表記に変わったのがいつごろなのか聞き忘れました。
聞き忘れたことが多かったので、また伺います。