

僕は身分証明書としては最も効果がある書類である運転免許証を持ってるのですが、クルマの運転しないので、自動車に興味がありません。それが残念なことなのかどうか僕にはわかりません。
STUTZ(スタッズ)はハリー・C・スタッツによって1911年にアメリカ・インディアナ州インディアナポリスで設立された自動車会社ですよね。
スタッズ・モーター・カンパニー(Stutz Motor Car)は後にスタッツ・モーターカー・オブ・アメリカ(Stutz Motor Car of America)として生まれ変わり、 高級車の生産をしたそうです。
マッチラベルの”STUTZ”のロゴに上に書かれている”CAR THAT MADE GOOD IN A DAY”というスローガンを掲げていたそうです。
マッチラベルにある”THE C & F MOTOR CAR CO.”はカリフォルニア州サンフランシスコにあるヴァン・ネス・アベニューにあった会社のようですが、詳しいことはわかりませんでした。
1920年代までにヴァン・ネス・アベニューにはスクーターや自動車の販売代理店が数多く集まり、クラスターを形成したらしいので、そこにあった”STUTZ”の販売代理店だったのかもしれません。
カリフォルニア州に行ったことはありません。これは僕にとって残念なことなのかもしれません。
このマッチラベルには”SAFETY MATCHES MADE IN NIPPON.”と印刷されています。
1820年代に欧州でマッチが開発された際、頭薬には黄燐が使われていて、どこ擦っても火がつきました。それに対して”SAFETY MATCHES(安全マッチ)”とは頭薬を側薬の面に摩擦させて発火するマッチの総称です。日本国以内では1875年ごろに試作されました。
“JAPAN”とせず、”NIPPON”と表したマッチラベルは案外多いんですよ。
ということで、日本製の「安全マッチ」にラベルとして貼られ輸出されていた、という推測ができるのですが、それが正しいのかと問われれば自信がないですね。