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水切りポケット

水切りポケット

これを「水切りポケット」だとか「カトラリーポケット」と呼ぶことを僕は知らなかった。
英語で意味する”cutlery pocket”とはちょっとばかり違う。僕にとっては名前のない存在だったのかもしれない。

自宅のキッチンのシンク周りには父が生きていた頃には母とふたりでも充分な大きさだったかもしれない「水切りかご」というのか「水切りラック」がある。
父がいなくなってから母がひとりで使い続けている「水切りラック」は家移りで6人家族となった今では、早朝に大きな音を立てて食器をシンクや床に落とすので、僕を浅い眠りから覚醒させ、多くの食器を意味のないものに変え続けている。

僕も妻も大きな「水切りラック」に買い換えたいのだけれど、そうすることで母が機嫌を損ない続け、正当な根拠にも欠ける – しかし母にとっては意味がある – 繰り言を生産し続けることに僕たちは消耗しきっている。
簡単なことではない。

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マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

“STUTZ”のブランドロゴのある古いマッチラベル

"STUTZ"のブランドロゴのある古いマッチラベル (1)

"STUTZ"のブランドロゴのある古いマッチラベル (2)

僕は身分証明書としては最も効果がある書類である運転免許証を持ってるのですが、クルマの運転しないので、自動車に興味がありません。それが残念なことなのかどうか僕にはわかりません。

STUTZ(スタッズ)はハリー・C・スタッツによって1911年にアメリカ・インディアナ州インディアナポリスで設立された自動車会社ですよね。
スタッズ・モーター・カンパニー(Stutz Motor Car)は後にスタッツ・モーターカー・オブ・アメリカ(Stutz Motor Car of America)として生まれ変わり、 高級車の生産をしたそうです。
マッチラベルの”STUTZ”のロゴに上に書かれている”CAR THAT MADE GOOD IN A DAY”というスローガンを掲げていたそうです。

マッチラベルにある”THE C & F MOTOR CAR CO.”はカリフォルニア州サンフランシスコにあるヴァン・ネス・アベニューにあった会社のようですが、詳しいことはわかりませんでした。
1920年代までにヴァン・ネス・アベニューにはスクーターや自動車の販売代理店が数多く集まり、クラスターを形成したらしいので、そこにあった”STUTZ”の販売代理店だったのかもしれません。
カリフォルニア州に行ったことはありません。これは僕にとって残念なことなのかもしれません。

このマッチラベルには”SAFETY MATCHES MADE IN NIPPON.”と印刷されています。
1820年代に欧州でマッチが開発された際、頭薬には黄燐が使われていて、どこ擦っても火がつきました。それに対して”SAFETY MATCHES(安全マッチ)”とは頭薬を側薬の面に摩擦させて発火するマッチの総称です。日本国以内では1875年ごろに試作されました。

“JAPAN”とせず、”NIPPON”と表したマッチラベルは案外多いんですよ。

ということで、日本製の「安全マッチ」にラベルとして貼られ輸出されていた、という推測ができるのですが、それが正しいのかと問われれば自信がないですね。

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重たい空と月曜日の筆跡。

重たい空と月曜日の筆跡。

空が落ちてきそうで、僕はそれを支えることができなくて、空がいろいろと騒がしいようで、僕はそれを昼過ぎまで知ることもなくて、空が反時計回りにゆっくりと回転するように見えるので、数日前の書き紛らはされた垂水の空を受け止めるのが精一杯。