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雑文

文:中川ひろたか、絵:村上康成/こころとしんぞう

文:中川ひろたか、絵:村上康成/こころとしんぞう
したいと思う限り6歳の双子の息子たちを走らせたいと僕は時々思う。
通っていたスイミングスクールも止めなくてはならなかったし、小学校に水泳の授業には妻か僕が立ち会わなければならない。
依然として突然死をきたす予後不良な不整脈疾患であることにかわりがない。

いつもいつも心臓の話をしているからかもしれない。
二男が図書館で借りてきたのは「こころとしんぞう」。
文は中川ひろたか、絵は村上康成。2014年に保育社から出版された。

昨日突然熱を出して18時くらいに横になった二男に「死んだらどうなるか」と訊かれて1時間ほど話をすることになった。
前日にDlifeで再放送が始まった「ER」を思いがけなく見ていたからかもしれない。ウルトラマンだって死んでしまう。

「パパ、ちょっと怖くなったなってきたから、この話はやめよう」と彼が言う。「今からレゴの夢を見て寝るから。スターウォーズの夢を見るから」

現在の主たる情報では、クスリによる治療を続けても10年後の死亡率は15%から40%。
この数字をどう解釈するのか、疑問があることは認める。
6歳の双子の息子たちを制限なく走り回らせたいと僕は時々思う。