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「贅沢な贅沢な」

「贅沢な贅沢な」
僕の母の口癖。
「あんたらと暮らすようになってから、お金がかかってしょうがない。わたしひとりのときはガス代なんか1,200円くらいやった」
そして、毎日、毎日、僕に向けられる言葉。
「贅沢な贅沢な。よう、そんなんで生活できるな」
いえいえ、生活が貧窮してるのは確かです。光熱費は僕が支払っていますよ。

ほかの家庭と比較することもできないし、引っ越してくる前のマンションでの光熱費と比較できないので前年同月比は意味をなさない。
もちろん母がひとりで生活している時の光熱費と引き合わせてもそこからなにも得ることができないので、そいうった話は聞かなかったことにする。
母は家の中では熱中症にならないと思い込んでいるし、水分はほとんど摂らないし、風呂やシャワーは3日に1度だし、髪だって洗うのは病院へ行く前日や人と会う前日だったりする。
母は単3乾電池を3本使う昔のポータブルラジオをチューニングがずれた態で一晩中、大音量で使うから、単3乾電池は50本ほどストックしている。エアコンディショナーの電源を入れないことを自慢している。
液晶テレビの主電源を切ることにひどくこだわっている。

6人で暮らして、今年6月17日から7月15日の29日間のガス料金「29立方メートル 3,931円」、今年6月8日から7月7日までの電気料金「260キロワット 6,464円」、今年4月2日から6月1日までの下水道料金「61立方メートル 14,000円」って立派にたたかってると僕は思うのだけれど。
エアコンディショナーの電源を入れなかったり、水分補給を怠っているわけではない。
リノベーションに際して、母の反対を押し切って、照明のほとんどはLED化したし、節水型のトイレと浴室を導入した。
雨の多い日と冬場のヒートショック対策のためにガス浴室暖房乾燥機も母の反対に耳をかさないで、導入した。
でも、どうしても正しいと母が主張する時代遅れで、恐ろしく電気やガスを必要とする機器は残っているのだけれど。