おおよそこの辺りだと思っていたのだけれど、僕は思い出せなくて、阪神電鉄「神戸三宮」駅と「ミント神戸」のそれぞれの地下街を方向が定まらずに歩き回って、大きく変わってからあまり新しい店も覚えていないことに気がつくのですが、いつごろまで、どの辺りにあったのか思い出せない「レストラン銀水」。
かつて「秀味街」という通りが三宮の地下にありました。
僕が所有する1992年1月に出版された「ワンダフル・コウベ 神戸生活術(神戸新聞総合出版センター)」には「秀味街」が紹介されているのだけれど、そこでは「秀味街」を西側から12店舗の名前が列記されていて、喫茶・軽食「エステル」も載っています。
「エステル(COFFEE ESTEL)」のマッチは2つ折りにできるブックマッチです。これは僕がリアルタイムに手に入れたモノでなく、譲ってもらったときにすでに紙マッチもマッチストライカー部分も切り取られていました。
「レストラン銀水」の広げたマッチ箱の裏には「S.51.7.21」という日付と「46」という鉛筆書きの僕の文字が残っています。
僕が1976年7月21日に整理した46個目にマッチ箱となります。
この1992年1月に出版された「ワンダフル・コウベ」に「レストラン銀水」は載っていないのだけれど、しばしば父に連れられて家族で「レストラン銀水」に行きました。
百貨店の上層階にあった大衆レストランを卒業して、それらと質の異なるレストランで弟や僕がおとなしく食事をすることができるようになったということでしょう。
「レストラン銀水」は「秀味街」よりもう少し南にあったような気もするのですが、まあ、そんな思い出と共にここに残しておきます。