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神戸趣味新聞號外

神戸趣味新聞號外

かつて神戸に神戸趣味新聞社という出版社か新聞社があって「神戸趣味新聞」という新聞を出していたようです。
東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センターには「明治新聞雑誌文庫」として「神戸趣味新聞」の1925(大正14)年1月31日から大正14年11月30日までのマイクロ資料が所蔵されています。

僕の元にたどり着いたのはタテがおおよそ5cm、ヨコがおおよそ10cmの第五號附録「神戸趣味新聞號外/大正十四年五月二十五日発行」。
譲り受けた古いマッチ・ラベル(燐票)の中に混じっていた。

「関西大強震と本社」という見出しで地震と本社移転について書かれている。

“去る二十三日朝近畿以西に稀有の大地震あり就中但北城崎豊岡地方最惨絶で関東震害以上との事富に神戸は幸い無事で何の支障もなく各地諸君から御叮重な御見舞に接して誠に恐入りました厚く御礼申上げます尚本社は編輯発行上の都合で下記へ轉じました茲に御知らせいたします

神戸荒田四の一二七
神戸趣味新聞”

1923(大正12)年9月1日の関東地震(関東大震災)から2年後の1925(大正14)年5月23日、兵庫県の豊岡地方にマグニチュード6.8、 最大震度「6」の地震が発生します。兵庫県北部にある円山川流域が被害を受け、死者428名、負傷者1,016名となった北但馬地震(北但大震災)です。
記事には句読点がないのでどこで区切ればいいのかわかりにくいのですが、それに添えて本社移転のお知らせが書かれている。

ただし、この号外をマッチ箱に貼って配ったかどうかは定かではありません。