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かたくなに譲ることのない冬に

かたくなに譲ることのない冬に
僕が髪を短くしてから幾度かとても寒い日があって、屋外に長時間いると感覚が僕から遠ざかっていくように思えることもあったのだけれど、冷蔵庫の中に入っているブルーベリージャムの瓶のような気分の今日の僕は「でも冷蔵庫の中にはこんなに強い北西の風は吹いてなんかいないんだよな」と思う。

夕刻に錆びついた太陽が凍てつく寸前の世界を染める。