“深い夜のしじまに 遠くの記憶を呼び戻し 忘れかけていた歌がよみがえる”

かつて、NHKの深夜のFM放送に「クロスオーバー・イレブン」という音楽番組がありました。
「オープニング・ナレーション」と「エンディング・ナレーション」が印象的でしたが、この番組は2001年3月で終了しました。

今日のblogのタイトルはその「クロスオーバー・イレブン」の「オープニング・ナレーション」の一部です。
「オープニング・ナレーション」はあるタイミングで、いくつか大きくその内容が変わり、ナレーション担当も何年かごとに交代します。

第1期;
“やがて 一日が無限のかなたに消えようとしている
深い夜のしじまに 遠くの記憶を呼び戻し
忘れかけていた歌がよみがえる
今日もまた それぞれの思い出をのせて過ぎてゆくこのひととき
クロスオーバー・イレブン”

第2期;
“街も深い眠りに入り
今日もまた 一日が終わろうとしています
昼の明かりも闇に消え
夜の息遣いだけが聞こえてくるようです
それぞれの想いをのせて過ぎていく
このひととき
今日一日のエピローグ
クロスオーバー・イレブン”

僕はこの2つの期の「オープニング・ナレーション」が好きで、第3期の「オープニング・ナレーション」についてはここには書きませんが、どういうわけか、それだけは服をどこかに引っかけたような違和感があって好きになれませんでした。

ナレーション担当は「石橋蓮司」、「清水紘治」、「富山敬」、「横内正」、「津嘉山正種」と代わっていきますが、僕は「横内正」のナレーションが一番のお気に入りでした。

曲と曲の間にゆったりとした語り口の短いナレーションが入ります。
曲名紹介など一切なかったので、中学生・高校生の頃は新聞のFM放送番組欄を、大学生になってからはFM情報誌を頼りに、クラシック音楽以外のアーティストを知ることとなります。
FM情報誌なんて今はもうありませんから、わからない場合、2012年2月16日のblog「Penguin Cafe Orchestra(ペンギン・カフェ・オーケストラ)/Signs Of Life」を参考にしてください。

さて、僕は「クロスオーバー・イレブン」の「オープニング・ナレーション」か「エンディング・ナレーション」の中に「夜の帳(とばり)が下りる頃」という文があると思い込んでしたのですが、ありませんね。どうしてそう思い込んでいたのだろう。

夜に「とばり」が下り、”昼の明かりも闇に消え 夜の息遣いだけが聞こえてくる”といろんなモノが隠されてしまいます。
夜の光景が素敵に感じるのは、見慣れた風景が痕跡をなくし、夜が月に魔力という効力を与えるから。

「記憶を自分の中に長期保存することは難しいことですが、記録を残すことは可能です。もちろん、忘れたい記憶もあることは認めます。けれども、伝え続ける必要のある記憶もあります。気をつけなさい。帳で覆い隠しても、本当はなんの意味もないことを」と誰かが僕にささやく。

* blog内、全て敬称略です。

広告

*メールアドレスが公開されることはありません。 メールアドレスと名前の各欄は必須項目です

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中