今日はほぼ1日、歩き続ける。
太陽の焼き付けるような陽射しの下、午前は元町から神戸へ山側を、午後は垂水から舞子へと海岸沿いを歩いて行くことに僕は躊躇することはない。
透き通るような空気ではなく、どことなく霞のような捉えどころのない光の下、暑いことに変わりはないのだけれど、とにかく明石海峡大橋の下まで行って、折り返してくる。
途中、身じろぎもしないサギらしき鳥が海を眺めているのを見つける。
おそらく31度を超える暑さに、汗でシャツがカラダに貼り付く。風もほとんど吹いていない。
3時間ほど前に子午線を通過した太陽が海に明石海峡大橋の隙間から光と影の線を海に投げ落としていた。
リセットしてどうなるというような簡単ではない問題を抱えながらも、ただひたすら歩くことに集中し、帰路につく。