昨夜、僕が眠ったのかどうか覚えていないということは要するに、眠っていないと言うことでもある。
僕はいつも見上げる空が地面のはるか上の広がりある空間であることは認識していたのだけれど、「弧状の広がり」であることをすっかりと忘れ去っていた。
今日の午前中の空に浮かぶ雲を見上げて、今さらながら気づかされることになったのは、空が「半球状の屋根」のような形状をしているということだ。そういうことを的確に表現している雲がそこにあって、そういう蒼穹だったわけだけれど、その画像を今日のblogに載せることができないのは残念だと思う。
政治哲学者であるアントニオ・ネグリがいうところの「独自の資本」をもって、それをなりわいとしている人は僕の感じた「空」を見事に「画」として捉え、あるいはうまく伝わる文章で表現することができるのだろう。
僕のblogにハードランディング(hard landing)してくる人には蒼穹はどのような特徴をもって見えるのだろう。
* blog内、全て敬称略です。