母と父は垂水の綿津見神社、つまり「海神社」で結婚式を挙げた。もう何十年も前の話だ。
その当時はこの大鳥居の南には海岸があって、海がすぐそばにあった。
僕が大学生の頃にも、まだ海は近かった。
今は2012年3月27日のblogに書いた防波堤の跡のみが海岸の名残を伝える。
本殿はこの大鳥居から北に国道2号線を渡ったところに位置する。
祭られているのは「底津綿津見神(海底の神)」「中津綿津見神(海中の神)」「上津綿津見神(海上の神)」の三神。
大鳥居は海側、つまり南側から見ると「海神社」、山側、つまり北側から見ると「綿津見神社」とあるのが見て取れる。
北側には高層マンションが建ち、南側は三井アウトレットパーク「マリンピア神戸」へ続く道路と舗道ができ、砂浜はもうない。
今日2012年7月14日から16日までの3日間、この海神社で「夏祭り」が行われ、浴衣姿の多くの人がここを訪れる。