“「あんたが100%、正しいと思ったって、寝ている間の自分の意見はそこに入っていないだろう。三分の一は違うかもしれないだろう。六七%だよ。あんたの言っていることは、100%正しいと思っているだろう。しかし人間、間違えるということを考慮に入れいれば、自分が100%正しいと思っていたって50%は間違っている」ということです(養老孟司「バカの壁」、2003年、新潮社)”
鋭く、そして荒々しい風の音と、その風が雨を窓に打ちつける音で、深夜から明け方にかけて何度も覚醒した僕は寝不足ぎみ。
雨は上の階にあるベランダが作り出しす「ひさし」の存在を無視して、窓全体に雨の粒を打ちつけたことがわかる。
一日中、バランスを失った天気。
“これまでに経験したことのないような大雨(気象庁:2012年7月12日)”
夕食を採る頃には僕がバランスを失い、どこに現れるか予知すらできない脆弱性に出くわすことになる。
首の右側から右肘まで、ねじれを生じさせたような痛みがやってくる。3時間ほどそいつと格闘する。
殴りつけ、踏みつける。
「どこに訪れるかわからないねじれるような痛み」というとりあえずの表現。
その痛みに僕の意志は介在しない。
皆さんには今夜、「いい夢を」、そして僕には「眠れぬ夜」を。
* blog内、全て敬称略です。