JR神戸駅の駅構内で待ち合わせをするとすれば、中央口改札を出て、左、つまり北側にある、”待ち合わせ場所「神戸夢見鶏(こうべゆめみどり)」”を指定する、と言う人は少ないと思う。
北側には神戸駅前バスターミナル、UCCカフェプラザ本社店、湊川神社、神戸地方裁判所、有馬街道等があるのだけれど、ね。
神戸ハーバーランドはその反対側の南側になる。
2009年3月末にJR西日本がJRグループの観光企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」に合わせて設置した旨のプレートと
“風を待ち、進む方向を見つめ、旅立ちを夢見る風見鶏。
神戸を象徴する六甲山や神戸港を
光を受けて「緑」に輝く積層ガラスで表現しています”
というプレートが「緑」に輝く積層ガラスの建つ台座に埋め込まれている。
いつも通りすがりにこのモニュメントを不思議に思っていたので、小雨の降る今朝、近寄ってじっくりと眺めてみた。
緑色の積層ガラスとその上に風見鶏があることは記憶にとどまっていたのだけれど、”待ち合わせ場所「神戸夢見鶏」”というライトアップされたボードが設置当時からあったのかどうかも思い出せない。
台座に埋め込まれたプレートでさえ、今日はじめてきちんと読んだわけで、誰による作品かもわからない。
でもこのモニュメントの正面に立ち、見上げると、JR神戸駅の古くからある駅舎の壁や柱や窓が確実にそして魅力的に存在していることに気づかされる。
待ち合わせの場所に利用しなくても、困ることはないのだけれどね。
モニュメントの正面に立ち、駅舎の壁や柱や窓を下から上へと見てみるのも時間潰しにはいいかもしれない。