戦後の日本のマッチ箱・マッチラベルを収集していると、僕がどうのように否定しようとも、燐寸工業の衰退を感じないわけにはいかない。
「四季の花」シリーズのマッチ箱は7個(そのうち1個は重複しています)。
マッチ箱の側面にあるヤスリ状の摩擦面を切り取る前に、記念写真を、ということにする。
ヤスリ状の摩擦面を取り除き、展開している黄色の側面の「四季の花」(これが画像左端のマッチ箱と重複している)は左側に「宇治平等院のすいれん」と印字されている。
その右のマッチ箱は左側に「嵯峨大覚寺の嵯峨菊」と印字されている。
この「コメント付き(?)」の2つのマッチ箱はタテ:5.6cm * ヨコ:4.7cm * 厚さ:9mm(実測)、他の4つはコメント(?)はないものの、「四季の花」という文字の下に「(有)世界燐寸工業」と印字され、タテ:5.6cm * ヨコ:3.6cm * 厚さ:9mm(実測)となって、横幅に違いがある。
展開した「宇治平等院のすいれん」のマッチ箱は1976年に入手、それ以外は2011年以降に入手した。
サイズ違いの2つの「四季の花」シリーズ、どちらが先に製造されたものか確認は取れていない。
このような広告用のマッチではなく、シリーズ物のマッチは主に駅の売店で売られることが多かったようで、「タバコマッチ」と呼ばれていたようだ。