1969年に不二家から発売された「ミルクチョコレート オー・レ」のデザインを採用したマッチ箱です。
僕の場合、通常はマッチ箱の側面にあるヤスリ状の摩擦面を切り取り、保存しているのですが、特殊な形状をしたマッチ箱という分野がマッチ(箱)の世界にはあり、その形状に意味があるモノはそのまま保存しています。
このマッチ箱も個人的には「特殊な形状」をしたマッチ箱と分類しています。
*マッチ棒は撮影のために、現在市販されているマッチ棒を入れています。また、表側の場合でも裏側の場合でもマッチ箱であることがわかるように表裏関係なく、マッチ棒が見えるようにして撮影しました。実際にはマッチ箱を裏側にすると、引き出した時に白い紙の面しか見えません(表側撮影時のL型定規は位置的に見て、意味がないことに、今、気がつきました…)。
表面:
AU LAIT
FUJIYA MILK CHOCOLATE
側面:
不二家 ミルクチョコレート オー・レ
裏面:
AU LAITオー・レ] フランス語
ミルク入り。ミルクがたっぷり・・・・・・・・のこと
かまないで!
– 味を聞くチョコレート –
ミルクのやわらかい感じをいかしたチョコレート。
品質がいいから薄型。舌にのせただけで、トロッととけます。
後味も優しい。新しいミルクチョコレート!
70円
製品には万全を期しておりますが、万一不都合がござ
いましたら、(株)不二家販売部宛お送りください。折り
返し代品とお立て替えの郵送料をお送り申し上げます。
東京都中央区銀座7-2-17 〒104 株式会社 不二家HI
と印刷されています。
ただし、裏面で本来” AU LAIT [オー・レ] フランス語 “と印刷されるべきところ、” AU LAITオー・レ] フランス語 “というように、” T “と” オ “の間に” [ “が抜けています。
マッチ箱の中身(引き出し部分)には真ん中に仕切りがあるので、今でも一般に普及している長さ約5cmのマッチ棒が入っていたと思われます(10cmのマッチ棒が入っていたわけではありません)。
この当時の不二家は銀座に本社を置いていました。
このマッチ箱が不二家の依頼によって、製造されたのかどうか確認中です。