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Jon Hassell(ジョン・ハッセル)/City: Works of Fiction

Jon Hassell(ジョン・ハッセル)/City: Works of Fiction

Jon Hassell(ジョン・ハッセル)はトランペッターである。クラシック音楽界のトランペッターではなく、クラブジャズ界のトランペッターだ。
彼が1990年に「Warner Bros / Wea」からリリースした「City: Works of Fiction」は全9曲で

Jon Hassell – trumpet, keyboards
Gregg Arreguin – guitar
Jeff Rona – keyboards, sampled percussion
Adam Rudolph – acoustic and sampled percussion
Daniel Schwartz – bass

というミュージシャンと楽器によって製作された。

1曲目は「Jon Hassell/Jeff Rona」、3曲目は「Jon Hassell/Adam Rudolph」、そして4曲目は「Jon Hassell/Gregg Arreguin」による共作だが、その他6曲の作曲はJon Hassell(ジョン・ハッセル)によるものです。

このCDはおそらく僕が思っている以上昔に中古CDショップで購入した。

このblogを書くに当たり、少し調べてみると、この「City: Works of Fiction」は「1990年 レーベル: Warner Bros / Wea」、「2003年 レーベル: United States Dist」、「2005 年 レーベル: All Saints」と3度レーベルを変えて発売されている。
僕が所有しているCDは「1990年 レーベル: Warner Bros / Wea」盤です。

2005年に「All Saints」からシリースされたCDは他の2レーベルとジャケットが違っているだけで、音源は同じはずです(リマスターしたという情報は入手していない)。

ジョン・ハッセルがクラブジャスのトランペッターであるからといって、彼の創り出す音楽世界がジャズであるかというと(本物のジャスというのがどういうものであるのか僕はよく知らないが)、たぶんそうではなく、ジョン・ハッセルのトランペットは実際にはどのように演奏しているのか僕にはわからないけれど電気的処理との融合、ベース、キーボード、パーカッションのいずれも独特な演奏によって成り立っている。

彼のどの作品もそうなのだけれど、民族音楽とそのリズムへの憧憬、あるいは多大なる影響がうかがえる。

どの音楽のジャンルにカテゴライズすればよいか、という問いは誰かに押しつけるとして、ジャズという文脈よりも環境音楽という文脈で語ることが可能だと思う。

不思議な音楽世界を体験できる(はず…)。
このCDを聴いて、「ここに書いていることや、思っていたのと缶コーヒーと挽き立ての豆で作ったコーヒーとの差どころか、キャベツとレタスほど違っている」と言われても僕は困るのだけれど…。

* blog内、全て敬称略です。

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